動悸がして、息苦しい、冷や汗が出る…。何科を受診すればよい?専門医が解説。|前野町つばめクリニック|本蓮沼駅・ときわ台駅最寄りの内科・循環器内科

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動悸がして、息苦しい、冷や汗が出る…。何科を受診すればよい?専門医が解説。

動悸がして、息苦しい、冷や汗が出る…。何科を受診すればよい?専門医が解説。|前野町つばめクリニック|本蓮沼駅・ときわ台駅最寄りの内科・循環器内科

「突然、胸がドキドキする。脈が乱れる」
「息苦しさを感じたり、胸に不快感がある」
「吐き気やめまい、ふらつき、冷や汗がでる」

普段、生活をしていて、このような経験をされたことはありませんか?これらの症状はとても不安を感じさせるものであり、放置しておくことは危険です。

そして、これらは「動悸」が一因となっていることが多いですが、その原因は実に様々です。

今回は、動悸の症状やその原因、受診すべき科、さらには予防方法について専門医が解説します。

当院では、今症状がある方はもちろん、この先の不安や、過ごし方に迷う方も、当院でゆっくりと話して、少しでも安心を得ていただけるよう気軽になんでも相談していただける雰囲気づくりを心がけております。

【板橋区】前野町つばめクリニック院長

そもそも「動悸」とは?

突然、胸がドキドキしたり、心臓が早く鼓動しているように感じることを一般的に、「動悸」といいます。

簡単に言うと、心臓の鼓動が通常よりも強く感じられる状態のことです。

動悸が起こると、何か体に不調があるのではないかと不安になる方がほとんどかと思います。

実際、動悸は誰にでも起こり得るものですが、その原因は一つではなく、様々な要因が考えられます。

動悸は、例えば急な運動をした後や、緊張した時、激しい感情が湧いた時などに起こることがあります。しかし、特に何もしていないのに突然胸がドキドキしたり、息がしにくく感じる場合は、注意が必要です。

心臓が普段通りに働いていないのかもしれないため、もし動悸が続いたり、強く感じることがあるなら、原因を確認するために専門医に相談することが大切です。

動悸の症状

動悸の症状は多岐にわたります。以下のような症状が現れた場合、動悸が原因である可能性があります。

胸のドキドキ感、強い胸の鼓動

動悸の最も代表的な症状は、胸の中で「ドキドキ」とした強い鼓動を感じることです。

この感覚は、一瞬だけ感じる場合もあれば、しばらく続くこともあります。特に休んでいるときや、静かな場所でふと気づくことが多いです。

これは、心拍数が一時的に増加したり、強い拍動を感じることによって引き起こされます。

息苦しさ、息切れ

動悸を感じると、心臓の鼓動が速くなり、同時に呼吸が浅くなることがあります。

心臓が速く鼓動することにより、血液が全身に効率よく循環しづらくなるため、酸素供給が一時的に不足し、呼吸がしにくくなるのです。

この症状が長時間続く場合や、重度になると、心疾患を疑う必要があります。

息苦しさ、息切れについてはこちらの記事でも解説しています。

冷や汗

動悸と同時に発汗が伴うことがあります。

特に冷や汗をかく場合、交感神経の働きが過剰に反応していることを示唆します。

これは、身体がストレスや不安に反応しているサインでもあり、動悸の強さと関連している場合があります。

めまいや立ちくらみ

動悸が強くなると、血圧が一時的に低下することがあります。

このため、急に立ち上がったときや、動悸が激しくなるときに、めまいや立ちくらみを感じることがあります。

特に高齢者や基礎疾患がある患者では、こうした症状が出やすくなるため注意が必要です。

めまいや立ちくらみについてはこちらの記事でも解説しています。

不安感や恐怖感

動悸の際に多くの患者さまが感じるのが、強い不安感や恐怖感です。

心臓の異常な拍動が続くことで、「何か重大な病気が進行しているのではないか」という強い不安を抱くことが一般的です。

この感覚は、心臓疾患が原因でない場合でも、交感神経の過剰な反応やストレスによって引き起こされることがあります。

動悸の症状 まとめ

これらの症状は一過性のものもあれば、持続的に現れることもあります。

もしも動悸が頻繁に起こったり、強く感じられる場合は、心臓疾患や他の病気が潜んでいる可能性があります。

そのため、動悸を感じた際には、自己判断で放置せず、専門的な診断を受けることが重要です。

特に、動悸に伴って呼吸困難、胸痛、失神などの症状が現れた場合は、早急に受診を検討するべきです。

動悸の原因

動悸の原因は多岐にわたり、軽度なものから重大な病気のサインであることもあります。代表的な原因を説明していきます。

心因性の動悸

ストレスや不安、過労、睡眠不足などの精神的・身体的な負担が動悸を引き起こすことがあります。

この場合、自律神経の乱れが関与しており、交感神経が過剰に働くことで心拍数が上昇します。

例えば、大事なプレゼンテーションの前や、驚いたときに胸がドキドキするのはこの一例です。

運動やカフェインの摂取による動悸

激しい運動や、コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインを摂取した際にも一時的に心拍数が増加し、動悸を感じることがあります。

これらは通常、短時間でおさまるため、特に心配は不要です。

しかし、少量のカフェインや軽い運動でも動悸が続く場合は、専門医に相談することを検討しましょう。

貧血や甲状腺の異常

鉄分不足による貧血や甲状腺機能亢進症などの内分泌系の疾患も動悸の原因となります。

これらの疾患では、全身への酸素供給が十分に行われないため、心臓が補償的に速く鼓動します。

疲れやすさや体重減少などの他の症状が併発する場合があります。

心疾患

最も注意が必要な原因の一つは、心疾患です。

心房細動、心筋梗塞、狭心症といった心臓に関連する病気が動悸を引き起こすことがあります。

これらの疾患では、胸の痛みや息苦しさ、さらには失神を伴う場合もあり、早急な医療対応が求められます。

心房細動についてはこちらの記事でも解説しています。

動悸を感じたときに受診すべき科

動悸を感じた際、どの診療科を受診すればよいか迷うことがあるかもしれません。動悸の原因によって適切な科が異なります。

循環器内科

動悸が頻繁に起こる、胸痛を伴う、息苦しさがあるといった症状がある場合は、循環器内科を受診しましょう。循環器内科では心臓や血管の状態を専門的に診断し、必要に応じて以下のような検査を行います。

心電図検査: 心臓の電気的な活動を記録し、不整脈の有無を確認します。

ホルター心電図: 24時間心電図を装着し、日常生活中の心臓の動きをモニタリングします。

心臓超音波検査: 心臓の構造や血液の流れを画像で確認し、心筋や弁の異常を調べます。

これらの検査を通じて、心疾患の有無やその程度が詳しく判明します。心臓の異常が原因であれば、早期の治療が健康を守るために不可欠です。

循環器内科は、動悸や胸痛、息切れを抱える患者にとって最初に訪れるべき診療科です。

当クリニックにおいても、これらの検査を行い、診断、そして診察をさせていただいております。

心療内科または精神科

ストレスや不安感が強い場合は、心療内科や精神科での相談も有効です。自律神経の乱れやパニック障害が動悸の原因となっていることがあります。

一般内科

症状が軽度で原因がわからない場合、まずは一般内科を受診するのも一つの方法です。そこで必要な検査を受け、専門的な診療科に紹介してもらえることがあります。

動悸を予防する方法

動悸を予防するための基本的な方法を以下に紹介します。

規則正しい生活習慣を心がける

十分な睡眠とバランスの取れた食事を意識することが、動悸の予防につながります。特に、カフェインやアルコールの摂取を控えることが有効です。

ストレスをため込まない

日常生活で感じるストレスをうまく解消する方法を見つけましょう。運動やリラクゼーション、趣味に時間を使うことが効果的です。

適度な運動

軽い有酸素運動を習慣にすると、心肺機能が強化され、動悸を感じにくくなることがあります。

ウォーキングやヨガなど、自分に合った運動を取り入れましょう。

前野町つばめクリニックでの動悸の診断

動悸を主訴に受診されましたら、まずは問診と既往の確認、基本的な診察(血圧、脈拍数、酸素飽和度、多くの場合は12誘導心電図検査)を行い、心不全や、心停止を来しかねない危険な状態でないかを確認します。

比較的安定している状態でしたら、まずは12誘導心電図、レントゲンや採血など院内で即日可能な検査での異常の有無を確認します。

心疾患が怪しい際は心臓超音波検査や24時間ホルター心電計を行うこともあります。睡眠時無呼吸が怪しい際は簡易ポリグラフィ検査も可能です。

心疾患が否定的なことも多くありますが、専門的な検査が必要な状態と判断した際は、適宜高次医療機関への紹介もさせていただきます。

処方で対応可能な状態でしたら、当院でそのまま加療させていただきます。

前野町つばめクリニックでの動悸の治療

不整脈の診断となった方には適切な投薬治療と、必要に応じて高次医療機関を紹介させていただきます。特に心房細動などの不整脈においては、カテーテル手術などで根治が期待できることも多いので、専門機関への受診をお勧めすることがあります。

心臓疾患以外の診断になった方も適宜、投薬や専門機関への紹介を行っています。

診断がなかなか難しい場合もありますが、あくまで症状の改善を目指して、生活指導などを行いつつ、患者さんに寄り添って診療を行います。

前野町つばめクリニックの治療方針

一言に動悸といっても、上に書いたように、原因も、人によって感じ方も千差万別です。患者さん一人ひとりの悩みを傾聴し、少しでも不安のたねを取り除けるよう、適切な医療を提供してまいります。

正確な診断と治療を行うことはもちろん、来院していただいて少しでもホッとしてもらえるように、スタッフ一同でお待ちしております。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

この記事の筆者

前野町つばめクリニック 院長 

佐々 達郎

東京大学医学部大学院医学系研究科 内科学 博士課程修了
日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 循環器専門医

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