内科
内科
一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の継続的な治療とコントロールを行っています。また、専門的な高度医療や手術など外科的対応が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し適切な治療を受けていただけるようにする役割も担っています。以下に内科でよく見られる症状を挙げています。複数の症状が出ていて「何科を受診したらよいかわからない」といった場合など、お悩みの際はお気軽にご相談ください。
このような症状と疾患の方はご相談ください。
日常的に起こりやすい症状でも、適切な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。体調不良や健康に関して気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
普段健康で持病のない方でも胃腸炎で腹痛を生じることがよくあり、下痢(水様便)、嘔吐、発熱を伴うこともしばしばあります。胃腸炎のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染し、冬場、幼稚園や小学校などで集団感染することも少なくありません。
多くの場合が、自宅療養での経過観察で軽快しますが、時に虫垂炎や腸閉塞など緊急で高次医療機関への受診が必要な場合もあります。各種診断、症状に合わせた対応をいたします。
頭痛に対して各種画像検査を行い、腕や首に異常が見つかる方もいらっしゃいますが、原因となる異常が見つからない方も非常に多いです。片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛に代表される一次性頭痛といいます。命に別状はありませんが、日常生活に大きく支障をきたすことがあります。疾患によって症状やエピソードに特徴があり、診断は問診によるところが大きいです。疾患によって治療法が異なりますので、丁寧な問診を行い、患者さまに適切な治療を提供できるよう心がけます。
首・肩・膝・腰などの大きな関節、または手指・足趾などの小さい関節の慢性的な痛みが続く方の診療も積極的に行っております。骨折や腰椎ヘルニアやすべり症などの整形外科疾患が原因のことはもちろん、関節リウマチや膠原病などの全身疾患や関節痛がきっかけで診断される方もいます。症状は人によって様々ですが、診断によって大きく治療方針が変わります。痛みの性状以外にも時間経過や関節痛以外の症状が診断の鍵になることも少なくありません。丁寧な問診の上、症状をコントロールして安心して暮らせるための診療を提供します。
また、痛風(高尿酸血症)についても診療を行っています。痛風は「風が当たっただけで痛い」と表現されるほどの激痛が発作的に起こる関節炎です。多くは足の親指の付け根付近に生じます。患者さまの多くは30〜50代で男性が大多数ですが例外もいくらでもあります。肥満の方や飲酒量が多い方、食生活に偏りがある方に発症することが多いですが、遺伝的に尿酸を体外に排出しにくいため、痛風発作を起こす方もいます。発作を生じた際はまずは鎮痛のための投薬、その後疼痛が落ち着いたら高尿酸血症のコントロールを行います。
胃や腸が原因であることが多いことは確かですが、人によって様々な原因が見つかることもしばしばあります。特に心不全や甲状腺機能障害、悪性腫瘍などについてはこういった症状がきっかけで見つかることもあります。当院で検査が可能ですので、わずかな症状でも気になっていることをお話しください。
新型コロナウイルス流行以降、感染症に関心を持たれた方も多いと思います。一時期より混乱は落ち着いたとはいえ、いまだに新型コロナウイルスは流行しており、コロナ禍を契機に他の感染症の流行のトレンドが変化しているという報告もなされています。当院では正確・安全・迅速な診療を行うべく、発熱外来に関しては予約制を取らせていただき、非発熱患者さまとは別の出入り口や個別待合ブースを用意し、安全に隔離された導線での診療を行っています。各種迅速検査にも対応しております。