インフルエンザと新型コロナウイルスは、どちらも発熱や咳、のどの痛み、倦怠感などの症状が似ており、「どちらに感染しているのか分からない」という不安を抱える方が多くいらっしゃいます。
流行期には両者が同時に広がることもあり、自己判断だけでは正確な見分けが難しい感染症です。
前野町つばめクリニック(板橋区)では、インフルエンザ・新型コロナのどちらにも対応できる検査体制を整え、迅速な診断と治療につなげることで、患者さまが少しでも早く安心して日常生活に戻れるようサポートしています。
特に、当院では全自動遺伝子解析装置「BioFire® SpotFire®」を導入しており、複数のウイルスを短時間で同時に検出できるため、より正確な診断が可能です。
「症状がインフルエンザなのか、新型コロナなのかよく分からない」
「ただの風邪かもしれないけれど不安」
そんなときは、早めに医療機関で検査を受けることをおすすめします。
※ 発熱や咳などの症状がある方は、当院の発熱外来で安全に受診いただけます。
当院では、今症状がある方はもちろん、この先の不安や、過ごし方に迷う方も、当院でゆっくりと話して、少しでも安心を得ていただけるよう気軽になんでも相談していただける雰囲気づくりを心がけております。
【板橋区】前野町つばめクリニック院長
インフルエンザと新型コロナの共通点と違い
インフルエンザと新型コロナは、どちらも呼吸器感染症であり、発熱・咳・のどの痛み・倦怠感などの症状が非常に似ています。
まずは 共通点 と 違い を整理していきます。
【共通点】症状が似ており、自己判断が難しい
インフルエンザ・新型コロナのいずれの場合も、以下のような症状が見られることがあります。
・発熱(高熱の場合も微熱の場合もあり)
・咳、のどの痛み
・頭痛、筋肉痛
・強い倦怠感
・鼻水・鼻づまり
・下痢や吐き気などの消化器症状(どちらでも起こることがある)
このように症状の幅が広く、両者の症状だけで見分けるのは非常に困難です。
【違い①】発症のスピード
インフルエンザ
突然、急激に発熱し「朝は普通だったのに午後には39℃」というケースも多いです。
新型コロナ
発症は比較的ゆっくりで、数日かけて咳・のどの痛み・発熱が出てくることがよくあります。
【違い②】重症化しやすいポイント
インフルエンザ
高齢者・基礎疾患のある方で肺炎を起こすことがあります。
新型コロナ
高齢者・基礎疾患のある方では重症化リスクが高く、呼吸状態が悪化することがあります。
後遺症(倦怠感・咳・嗅覚障害など)が続く人もいます。
【違い③】味覚・嗅覚の症状
インフルエンザ
出にくい
新型コロナ
一部の方では味覚障害・嗅覚障害が起こる場合があります
【違い④】潜伏期間
インフルエンザ
1〜3日
新型コロナ
2〜5日(長いと7日以上のことも)
結論:症状だけでの判断は困難です
「インフルエンザっぽい」「コロナっぽい」といった自己判断は難しく、確実に区別するには、医療機関での検査が不可欠です。
当院では、
・迅速抗原検査
・BioFire® SpotFire® による遺伝子解析検査(複数ウイルスを同時検出可能)
を組み合わせて、正確な診断を行っています。
インフルエンザと新型コロナの検査方法
インフルエンザと新型コロナは症状がよく似ているため、検査によって原因ウイルスを特定することが最も確実な方法です。
当院では、症状や流行状況に合わせて複数の検査方法を組み合わせています。
① 抗原検査
インフルエンザ・新型コロナのウイルス抗原を検出する検査です。
鼻ぬぐい液(または咽頭ぬぐい)を用いて、10〜15分程度で結果が分かる迅速検査です。
・メリット: 結果が早い、その場で診断の目安になる
・デメリット: 発症早期やウイルス量が少ない場合は陰性になることがある
発熱外来に来られた患者さまの多くに実施します。
② PCR検査・遺伝子検査(分子検査)
抗原検査よりも精度が高く、少量のウイルスでも検出可能です。
当院では、PCRと同等の分子検査として全自動遺伝子解析装置「BioFire® SpotFire®」を用いた検査を提供しています。
BioFire® SpotFire® による多項目遺伝子検査
SpotFireは、従来のPCR検査とは異なり、一度の検査で複数のウイルス・細菌をまとめて検出できる最新システムです。
検査で分かる主な病原体の例
・新型コロナウイルス
・インフルエンザA/B
・RSウイルス
・アデノウイルス
・ヒトメタニューモウイルス
・パラインフルエンザウイルス
…など、呼吸器感染症の原因となる病原体を一括で解析できます。
結果が出るまで数十分程度と非常に早く、症状だけでは区別が難しいケースでも、高精度な診断により適切な治療へスムーズに進める点が大きなメリットです。
インフルエンザと新型コロナ 治療の違いと対処法
インフルエンザと新型コロナは、検査で原因を特定できたあと、ウイルスの種類や症状の強さに応じて適切な治療法が異なります。
ここでは、それぞれの代表的な治療について解説します。
インフルエンザの治療
インフルエンザに対しては、症状や年齢、発症からの時間に応じて抗インフルエンザ薬(抗ウイルス薬)を使用します。
代表的な薬:
・タミフル(内服薬)
・リレンザ(吸入薬)
・イナビル(吸入薬)
・ゾフルーザ(内服薬)
これらは、発症から48時間以内に使用することで効果が高く、
ウイルスの増殖を抑えて症状の悪化を防ぎます。
また、
・解熱薬
・咳止め
・胃腸症状があれば整腸薬
などを症状に応じて併用します。
新型コロナの治療
新型コロナの場合は、重症化の可能性を考慮して治療方針を決めます。
主な治療:
・抗ウイルス薬(内服)※ 重症化リスクのある方に使用
・解熱鎮痛薬(カロナールなど)
・咳止め、去痰薬
・点滴治療(脱水や倦怠感が強い場合)
重症化リスクが高い方(高齢者、基礎疾患のある方、妊娠中の方)は、症状が軽くても医療機関での早めの診断と管理がおすすめです。
自宅療養中の注意点(インフル・コロナ共通)
・水分をしっかりとる
・食欲がなくてもゼリーや経口補水液などで補う
・無理に解熱剤を使い過ぎない
・体調が急に悪化したらすぐに相談
・高齢者や基礎疾患のある方は早めの受診を
特に、
・息苦しさ
・胸の痛み
・ぐったりしている
・水分が摂れない
といった症状がある場合は、早急な対応が必要です。
受診の目安
以下に当てはまる場合は、医療機関へご相談ください。
・39℃以上の高熱が続く
・咳が強く、呼吸が苦しい
・水分がとれず脱水の心配がある
・高齢者・持病のある方で体調が悪い
・症状が軽くても長引いている
当院では、症状や背景を考慮し、適切な治療を迅速に開始できる体制を整えています。
予防とワクチン接種
インフルエンザと新型コロナは、どちらもワクチンと日常の予防対策によって重症化を防ぎやすくなります。
「流行期になる前の準備」が、感染リスクを下げるうえでとても大切です。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、
・発症を予防する
・発症後の重症化を防ぐ
・合併症(肺炎など)を減らす
効果が期待できます。
接種の時期
→ 毎年10〜12月頃に接種することで、流行する冬に備えることができます。
接種を特に推奨する方
・高齢者
・妊娠中の方
・持病(心臓病・腎臓病・呼吸器疾患など)のある方
・乳幼児
・医療・介護従事者
・混雑した環境で働く方
ワクチン後すぐに免疫がつくわけではないため、早めの接種が安心です。
新型コロナワクチン
新型コロナワクチンは、
・重症化を防ぐ
・入院や死亡のリスクを大幅に下げる
ことが示されています。
接種の頻度や対象
→ 年齢・基礎疾患の有無・国の方針によって異なります。
流行状況に応じて追加接種が推奨される時期もあります。
併用が大切
インフルエンザワクチンと同時期に受けることも可能であり、
高齢者や基礎疾患のある方には、両方のワクチン接種が重症化予防に非常に有効です。
日常生活でできる予防対策(インフル・コロナ共通)
・手洗い・手指消毒の習慣
・室内の換気
・人混みではマスク着用(流行期は特に有効)
・十分な睡眠・栄養
・体調が悪いときは無理をしない
・家族内に発熱者がいる場合は早めの検査・隔離
こうした基本的な対策は、インフルエンザにもコロナにも共通して有効です。
予防が難しいときは早期受診を
予防していても、感染を完全に避けることはできません。
「少しの発熱」「のどの違和感」「家族・職場で感染者が出た」など、気になる症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
当院では、発熱外来で安全に検査・診療が可能です。
風邪かと思ったけれど、インフルエンザや新型コロナだったら…と心配なときは
「少しのどが痛いだけ」「微熱だから風邪だと思う」と自己判断していたら、実はインフルエンザや新型コロナだったということは珍しくありません。
どちらも初期症状が“普通の風邪”と非常によく似ているため、区別がつかないまま日常生活を続けてしまうリスクがあります。
また、風邪と思って市販薬で様子を見ていた結果、あとから「家族にうつしてしまった」「重症化してしまった」というケースも見られます。
このようなときに大切なのは、早めに検査を受けて原因をはっきりさせることです。
症状が軽くても、インフルエンザや新型コロナであれば正しい対処・治療が必要になります。
医療機関での検査が最も確実です
前野町つばめクリニックでは、
・迅速抗原検査(インフル/コロナ)
・全自動遺伝子解析装置 BioFire® SpotFire® による多項目遺伝子検査
を組み合わせ、短時間で原因を特定する体制を整えています。
特に流行期では、症状が軽い場合でも、「風邪かも…でもインフルやコロナだったらどうしよう」という段階で早めの受診をおすすめします。
発熱・咳・のどの痛みがある方は「発熱外来」で受診できます
当院では、発熱や咳など感染症が疑われる患者さまを一般診療と完全に動線分離した発熱外来で診療しています。
専用ブースで、診察から検査・会計まで一貫して行えるため、他の患者さまと接触することなく受診でき、安心です。
早期診断があなたと周囲を守ります
どちらの感染症であっても、早期に検査をし、適切な治療や隔離を行うことが、重症化の予防にも周囲への感染防止にもつながります。
「変だな」「何となく不安」と思った段階で、ぜひ早めに医療機関へご相談ください。
まとめ|風邪のような症状でも、早めの受診が安心です
インフルエンザや新型コロナは、初期症状が“普通の風邪”ととてもよく似ているため、「ただの風邪だと思っていたら実は感染していた」というケースは少なくありません。
特に、流行期には複数の感染症が同時に広がるため、症状だけで判断するのは非常に難しいのが現状です。
前野町つばめクリニックでは、
・インフルエンザ・新型コロナの迅速抗原検査
・BioFire® SpotFire® による多項目遺伝子検査(高精度)
を組み合わせ、短時間で原因を特定し、適切な治療につなげる体制を整えています。
少しのどが痛い、微熱が続く、家族に感染者が出た……
そんな小さな不安でもかまいません。
早めに検査を受けることで、症状の悪化を防ぎ、ご自身と周りの方を守ることができます。
発熱・咳・のどの痛みなどの症状がある方は、当院の発熱外来で安全に受診いただけますので、どうぞお気軽にご相談ください。
前野町つばめクリニック
〒174-0063
東京都板橋区前野町3丁目5-8 プレジール志村1階
03-5918-8718



