
「年齢とともに肺炎が心配になってきた」
「ワクチンで肺炎は防げるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
肺炎は、日本人の死亡原因の上位に入る重大な感染症のひとつであり、特に高齢者や持病のある方では重症化しやすい病気です。
その中でも、肺炎の原因で最も多いのが肺炎球菌という細菌です。
肺炎球菌ワクチンは、この細菌による肺炎や重い感染症を予防するためのワクチンです。
前野町つばめクリニックでは、成人用の肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP」を取り扱い、65歳以上の方を中心に接種を行っています。
板橋区では、対象となる方に助成制度が用意されており、自己負担を抑えて接種することが可能です。
この記事では、肺炎球菌ワクチンの効果や接種対象、副反応、助成制度、そして当院での接種方法についてわかりやすく解説します。
肺炎予防を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
当院では、今症状がある方はもちろん、この先の不安や、過ごし方に迷う方も、当院でゆっくりと話して、少しでも安心を得ていただけるよう気軽になんでも相談していただける雰囲気づくりを心がけております。
【板橋区】前野町つばめクリニック院長


肺炎球菌ワクチンとは?

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎や重篤な感染症(敗血症・髄膜炎など)を予防するためのワクチンです。
肺炎球菌は子どもから高齢者まで幅広く感染しますが、特に免疫力が低下した高齢者では重症化や死亡のリスクが高いことが知られています。
前野町つばめクリニックで取り扱っているニューモバックスNPは、成人向けの肺炎球菌ワクチンで、23種類の肺炎球菌に対応しています。
1回の接種で幅広い菌型に対して免疫をつけることができ、肺炎球菌による重症肺炎の発症や入院リスクを減らす効果が期待できます。
ニューモバックスNPは不活化ワクチンのため、体内でウイルスや細菌が増えることはなく、免疫力が低下している方でも比較的安全に接種できるのが特徴です。


肺炎球菌ワクチンの接種対象と時期

肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)は、65歳以上の高齢者を中心に接種が推奨される予防接種です。
免疫力が低下しやすい高齢期では、肺炎球菌による重症肺炎や敗血症のリスクが高くなるため、早めの予防が大切です。
板橋区の定期接種対象
対象年齢
満65歳の方(接種日時点)
もしくは
60歳から64歳までで、心臓、腎臓、呼吸器、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能のいずれかの障害により身体障害者手帳1級を持っている方
対象者
過去にニューモバックスNPを接種したことがない板橋区民
期間
65歳になる年度の4月1日から翌年3月31日まで
接種時期
・1年を通じて接種可能ですが、インフルエンザ流行期の前に接種することで肺炎予防の効果が高まります
・ニューモバックスNPは1回の接種で効果が約5年間持続します
・再接種する場合は、前回から5年以上の間隔を空けることが推奨されています
肺炎は季節を問わず発症するため、体調が安定している時期に接種を行うことが望ましいです。
対象年齢や接種歴が不明な場合は、まずは当院にご相談ください。


ニューモバックスNPの効果と接種回数

ニューモバックスNPは、23種類の肺炎球菌に対応した成人用ワクチンで、肺炎や肺炎球菌による重篤な感染症(敗血症・髄膜炎)の発症を防ぐ効果があります。
特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方に接種することで、重症化や入院のリスクを大幅に減らすことが期待されています。
接種回数と効果の持続
・1回の接種で約5年間の免疫持続効果があるとされています
・免疫が低下する時期に合わせ、必要に応じて再接種が検討されます
・再接種を行う場合は、前回接種から5年以上の間隔を空けることが推奨されています
ニューモバックスNPは不活化ワクチンのため、接種によって体内で細菌が増えることはなく、安全性が高いとされています。
また、肺炎の原因菌の多くをカバーすることで、高齢者の命を守るための重要な予防策のひとつとなっています。


ニューモバックスNPの副反応と注意点

ニューモバックスNPは安全性の高いワクチンですが、接種後に一時的な副反応が見られることがあります。
多くは軽度で自然に改善するものです。
主な副反応
・注射部位の腫れ・赤み・痛み:接種した腕に軽い腫れや違和感が出ることがありますが、数日以内に治まります
・発熱・倦怠感:体が免疫をつくる過程で一時的に熱が出ることがあります
・頭痛や筋肉痛:まれに全身症状として現れることがありますが、多くは軽度です
接種を控えるべき場合
・発熱や急性の感染症がある場合は、症状が落ち着いてから接種を行います
・過去にワクチンで重いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こしたことがある方は事前に医師にご相談ください
ニューモバックスNPは不活化ワクチンのため、免疫力が低下している方でも比較的安全に接種できるのが特徴です。
接種前には必ず体調と既往歴を確認し、安心して接種できるようにしています。


肺炎球菌ワクチンの接種費用と板橋区の助成制度

ニューモバックスNPは、成人向けの任意予防接種に分類されるため、定期接種の対象以外では自費での接種になります。
一般的な自費料金は医療機関によって異なりますが、7,000〜8,000円前後が目安です。
板橋区の助成制度
板橋区では、満65歳の方を対象に、肺炎球菌ワクチン接種の自己負担額を軽減する助成制度を設けています。
・対象者:満65歳で過去にニューモバックスNPを接種したことがない区民
・自己負担額:4,000円(医療機関の窓口でお支払いください)
・対象期間:65歳になる年度の4月1日〜翌年3月31日まで
・その他の対象:60歳〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能のいずれかの障害により身体障害者手帳1級を持っている方も助成の対象です
助成を利用することで、負担を抑えて接種することが可能です。
詳しい申請方法や最新の自己負担額については、板橋区の公式ホームページをご確認いただくか、当院までお問い合わせください。


前野町つばめクリニックでの肺炎球菌ワクチン接種について

前野町つばめクリニックでは、成人用肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP」を使用し、肺炎や重症感染症の予防に取り組んでいます。
接種は完全予約制となっており、Web予約またはお電話で受け付けています。
接種前には、医師が丁寧な問診を行い、体調や既往歴を確認したうえで安全に接種を進めます。
初めてワクチンを受ける方や、接種歴がわからない方もお気軽にご相談ください。
接種後は院内で一定時間経過観察を行い、副反応に迅速に対応できる体制を整えています。
当院でのニューモバックス接種のポイント
・板橋区の助成制度に対応(満65歳の対象者、身体障害者手帳1級をお持ちの方)
・接種歴の確認や最適な接種時期の相談が可能
・初めての方にもわかりやすい説明と丁寧な対応
・Web予約・電話予約で受付、完全予約制


肺炎球菌ワクチンのよくあるご質問

Q. ニューモバックスNPとプレベナー13の違いは何ですか?
A. ニューモバックスNPは23種類の肺炎球菌に対応した成人向けワクチンで、広範囲をカバーできるのが特徴です。プレベナー13は13種類の菌型に対応し、より免疫応答が強いとされますが、現在は小児用や一部の成人向けに使用されています。当院では成人向けにニューモバックスNPを採用しています。
Q. 過去に接種したか覚えていない場合はどうすればよいですか?
A. 接種歴が不明な場合は、母子手帳や接種記録を確認します。記録が残っていない場合は、医師と相談のうえ再接種を検討することもあります。
Q. インフルエンザワクチンと同時に接種できますか?
A. はい、ニューモバックスNPは不活化ワクチンのため、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能です。体調に応じて医師が判断します。
Q. 助成対象外の人も接種できますか?
A. はい、任意接種として全年齢で対応可能です。自費になりますが、持病のある方や肺炎リスクの高い方には早めの接種が推奨されます。
Q. 再接種は必要ですか?
A. ニューモバックスNPの効果は約5年持続します。必要に応じて再接種を行う場合は、前回から5年以上の間隔を空けることが推奨されています。


まとめ|肺炎球菌ワクチンで重症化を防ぎましょう

肺炎球菌は、高齢者の肺炎や重症感染症の大きな原因となる細菌です。
特に免疫力が低下している方では重症化しやすく、命に関わることもあります。
ニューモバックスNPは、こうしたリスクを減らすために推奨される成人用肺炎球菌ワクチンであり、65歳を迎えるタイミングでの接種が重要です。
前野町つばめクリニックのニューモバックス接種
・板橋区の助成制度に対応(満65歳の区民、または一定の条件を満たす60〜64歳の方)
・接種前の問診と接種歴の確認で安全に対応
・Web・電話での予約に対応、完全予約制
肺炎は予防できる病気です。
「65歳になる年度を迎えた」「持病があって心配」という方は、ぜひこの機会に肺炎球菌ワクチンの接種をご検討ください。
前野町つばめクリニックでは、安心して接種を受けられる環境を整えてお待ちしています。


前野町つばめクリニック

〒174-0063
東京都板橋区前野町3丁目5-8 プレジール志村1階
03-5918-8718

