板橋区で肺がん検診を受けるには?対象者・費用・流れを医師がわかりやすく解説

板橋区で肺がん検診を受けたいと思っても、「自分は対象になるのか」「費用はいくらかかるのか」「どこで受ければよいのか」と迷う方は少なくありません。

板橋区の肺がん検診は、40歳以上の区民を対象に行われており、受診券を使って無料で受けられる制度です。肺がんは初期には自覚症状が出にくいため、症状がないうちから定期的に検診を受けることが大切です。

一方で、肺がん検診は「気になる症状がある人のための検査」ではありません。咳が長引く、血痰が出る、胸の痛みがあるといった症状がある場合は、検診ではなく医療機関での診察が必要です。検診の役割と受診の目安を正しく知っておくことで、必要なタイミングで適切な行動につなげやすくなります。

この記事では、板橋区の肺がん検診の対象者、費用、検査内容、受診の流れをわかりやすく解説します。これから板橋区で肺がん検診を受けようと考えている方が、不安なく予約へ進めるように、前野町つばめクリニックで受診を検討する際のポイントもあわせてご紹介します。

患者さまへ

当院では、今症状がある方はもちろん、この先の不安や、過ごし方に迷う方も、当院でゆっくりと話して、少しでも安心を得ていただけるよう気軽になんでも相談していただける雰囲気づくりを心がけております。

【板橋区】前野町つばめクリニック院長

目次

肺がん検診とは

肺がん検診の目的

肺がん検診は、自覚症状がない段階で肺がんを見つけ、早めの治療につなげるための検診です。国立がん研究センターでも、肺がんは40歳代からかかる人が増え、検診で早期に発見して治療することで、肺がんで亡くなることを防ぐ効果が期待できると案内されています。特に肺がんは、初期のうちは症状が出ないことがあるため、「症状がないから大丈夫」と考えず、定期的に受けることが大切です。

症状がある方は検診ではなく受診が必要

肺がん検診は、体調に異常を感じていない方が対象です。血痰、長引く咳、胸の痛み、声のかれ、息切れがある場合は、検診ではなく医療機関での診察が必要です。症状がある場合は、検診を待つのではなく、できるだけ早めにご相談ください。国立がん研究センターでも、これらの症状がある場合は検診ではなく速やかな受診を勧めています。

40歳から年1回受けることが大切

肺がん検診は、40歳から1年に1回受けることが勧められています。板橋区でも、肺がん個別検診の対象は各年度末時点で40歳以上の区民の方とされており、受診には受診券が必要です。対象年齢に当てはまる方は、毎年の健康管理の一つとして、継続して受診していくことが大切です。

板橋区で受ける肺がん検診の基本

板橋区の肺がん個別検診では、問診と胸部エックス線撮影が基本となります。さらに、50歳以上で喫煙量が多い方は、条件に応じて喀痰検査の対象になります。費用は無料で、定期的に受けやすい制度が整えられているため、対象の方は活用しておきたい検診です。詳しい検診の考え方は、国立がん研究センターの肺がん検診の解説も参考になります。

板橋区の肺がん検診の対象者と費用

対象となる方

板橋区の肺がん検診は、各年度末時点で40歳以上の区民の方が対象です。年齢の条件を満たしていても、受診には受診券が必要になるため、まずは申込みを行い、受診券を受け取る必要があります。板橋区では、申込後に受診券が順次発送される仕組みになっています。

また、板橋区では40歳から45歳、50歳、55歳の方には、年度によって受診券が個別に送付される案内もあります。自分で申込みが必要なケースと、あらかじめ発送されるケースがあるため、受診前に手元の案内を確認しておくと安心です。

受診券が必要な理由

肺がん検診は、医療機関へ直接行けば誰でも受けられる仕組みではなく、板橋区が発行する受診券を使って受ける公的な検診です。受診券があることで、対象者であることや検診の受診資格を確認できるため、スムーズに受診につながります。申込みから受診券の到着まで10日以上かかる場合もあるため、希望する時期がある方は早めの準備がおすすめです。

費用は無料

板橋区の肺がん検診は、自己負担なしで受けられます。費用が気になって受診をためらっている方でも受けやすく、定期的な健康確認の機会として活用しやすい制度です。年に1回受けられる検診なので、対象となる方は毎年の習慣として取り入れていくとよいでしょう。

受けられないケース

対象年齢に当てはまっていても、勤務先などで同様の検診を受ける機会がある方、肺の病気について治療中の方、経過観察中の方は受診できません。さらに、妊娠中の方や妊娠している可能性がある方も対象外とされています。こうした条件に当てはまる場合は、区の検診ではなく、必要に応じて通常の外来受診を検討することが大切です。

板橋区の肺がん検診で受ける検査内容

基本は問診と胸部エックス線撮影

板橋区の肺がん検診では、まず問診を行い、そのうえで胸部エックス線撮影を受けます。胸部エックス線撮影は、胸の中を画像で確認し、肺に異常な影がないかを調べるための検査です。肺がん検診として広く行われている基本的な方法で、症状がない段階で異常の有無を確認する目的があります。

また、胸部エックス線検査では、撮影の際に大きく息を吸ってしばらく止める必要があります。検査そのものは比較的短時間で終わり、定期的な受診につなげやすいことも特徴です。国立がん研究センターでも、40歳から年1回、こうした検査を定期的に受けることが大切だと案内しています。

喀痰検査の対象になる方

板橋区では、50歳以上で喫煙量が多い方を対象に、喀痰検査が追加されます。対象の目安は、1日に吸う本数に喫煙年数を掛けたブリンクマン指数が600以上の方で、過去に喫煙していた方も含まれます。たとえば、1日20本を30年間吸っていた方は、この基準に当てはまります。

喀痰検査は、痰の中にがん細胞が含まれていないかを調べる検査です。胸部エックス線では見つけにくいタイプの肺がんの発見に役立つことがあり、喫煙歴が長い方では重要な検査になります。板橋区では、喀痰検査だけを単独で受けることはできず、胸部エックス線撮影とあわせて受ける形になります。

健康診断の胸部レントゲンとの違い

胸部レントゲンという言葉だけを見ると、会社の健康診断で受ける検査と同じように感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただし、国立がん研究センターでは、健康診断で行う胸部エックス線検査が、必ずしも肺がん検診として実施されているとは限らないと案内しています。目的や判定方法が異なる場合があるため、肺がん検診として受けたことになるのか不明な場合は、実施主体へ確認することが大切です。

板橋区の肺がん検診は、区の制度に基づいて実施される公的な検診であり、対象者や検査内容が明確に定められています。板橋区で肺がん検診を受けたい方は、区の受診券を使って、実施医療機関で受ける流れになります。

CT検査とは役割が異なる

肺がん検診で行う基本の検査は、あくまで胸部エックス線撮影です。CT検査を最初から全員に行うわけではありません。 国立がん研究センターでは、肺がん検診で異常が疑われた場合の精密検査として、一般的に胸部CT検査が行われると案内しています。つまり、肺がん検診は異常の有無を広く確認するための検査であり、CT検査は必要に応じて詳しく調べるための検査です。

肺がん検診をおすすめしたい方

40歳を過ぎて一度も受けていない方

肺がん検診は、40歳から1年に1回受けることが勧められています。板橋区でも、各年度末時点で40歳以上の区民の方が肺がん検診の対象です。これまで一度も受けたことがない方は、まずは今年受けてみることが大切です。肺がんは初期のうちは自覚症状が出にくいため、症状がない段階で確認する意味があります。

喫煙歴がある方や過去に喫煙していた方

たばこは、肺がんの大きなリスク要因の一つです。国立がん研究センターでは、たばこを吸う人は吸わない人に比べて、男性で約4倍、女性で約3倍肺がんになりやすいと案内しています。さらに、喫煙年数が長いほど、また喫煙量が多いほどリスクは高くなります。現在喫煙している方はもちろん、過去に喫煙していた方も、肺がん検診を後回しにしないことが大切です。

板橋区の肺がん検診では、50歳以上で喫煙量が多い方は、胸部エックス線撮影に加えて喀痰検査の対象になる場合があります。喫煙歴がある方は、自分が追加検査の対象に当てはまるかどうかも含めて確認しながら受診すると安心です。

家族のためにも受診を後回しにしたくない方

仕事や家事、育児が忙しいと、自分のことはつい後回しになりがちです。しかし、肺がんは症状がないまま進行することがあり、異常が見つかった場合は早めに精密検査につなげることが重要です。国立がん研究センターでも、検診で異常が疑われた場合は、自己判断せず必ず精密検査を受けるよう案内しています。ご自身の健康を守ることは、結果として日常生活やご家族の安心にもつながります。

板橋区で肺がん検診を受ける流れ

受診券が届いたら内容を確認する

板橋区で肺がん検診を受ける方の多くは、まず手元に届いた受診券の案内を確認するところから始まります。対象年度や受診期限、受診方法を確認し、受診できる時期のうちに予約を進めることが大切です。板橋区の肺がん個別検診は、2026年4月1日から2027年2月28日まで実施されています。

実施医療機関の中から受診先を選ぶ

受診券を確認したら、次に板橋区の実施医療機関の中から受診先を選びます。板橋区公式の実施医療機関一覧には、前野町つばめクリニックも掲載されています。通いやすさや予約の取りやすさをふまえて、ご自身に合った医療機関を選ぶと受診につなげやすくなります。

予約して受診する

前野町つばめクリニックでは、板橋区の肺がん個別検診について、区から受診券が届いている方を対象に、WEBまたは電話で予約できると案内しています。WEB予約では、健康診断メニュー内の「肺がん検診 個別」から予約可能です。受診券が手元にある方は、内容を確認したうえで早めに予約しておくと安心です。

受診券が手元にない場合は申込みを行う

一方で、対象の方でも受診券がまだ手元にない場合は、板橋区への申込みが必要です。板橋区公式では、電子申請、電話、はがき、窓口で申込みができ、受診券は申込み後に順次発送されます。到着まで10日以上かかる場合もあるため、これから受けたい方は早めの準備が安心です。

結果を確認し、必要があれば精密検査へ進む

検診結果は、板橋区公式では受診からおよそ4週間後に郵送で案内されます。もし要精密検査となった場合は、そのままにせず、必ず次の検査につなげることが大切です。肺がん検診は、受けて終わりではなく、結果を確認し、その後の対応まで行うことが重要です。

肺がん検診でよくある疑問

痛みはありますか

板橋区の肺がん検診の基本項目は、問診と胸部エックス線撮影です。胸部エックス線撮影は、胸の写真を撮る検査であり、一般的に強い痛みを伴う検査ではありません。板橋区では、喫煙歴の条件に当てはまる方に喀痰検査が追加される場合がありますが、こちらも胸部エックス線撮影とあわせて行われます。

どれくらい時間がかかりますか

肺がん検診の所要時間は、受診する医療機関の混雑状況や当日の流れによって変わるため、一概には言えません。ただし、板橋区の肺がん検診は、問診と胸部エックス線撮影が基本で、対象となる方のみ喀痰検査が加わる仕組みです。胸部エックス線撮影は、大きく息を吸ってしばらく止めて撮影する検査ですので、検査内容そのものは複雑ではありません。時間に余裕をもって予約し、案内に従って受診すると安心です。

CT検査とは違いますか

はい、肺がん検診で行う胸部エックス線撮影と、CT検査は役割が異なります。 板橋区の肺がん検診で行う基本の検査は胸部エックス線撮影です。国立がん研究センターでも、肺がん検診で異常が疑われた場合の精密検査として、一般的に胸部CT検査が行われると案内しています。つまり、検診は異常の有無を広く確認するための入り口の検査であり、CT検査は必要に応じて詳しく調べるための検査です。

異常なしでも翌年また受けたほうがよいですか

はい。国立がん研究センターでは、40歳から1年に1度、定期的に受診することを勧めています。また、精密検査不要と判定された場合でも、次回は1年後のがん検診を受けることが案内されています。肺がんは早期には自覚症状が出ないことがあるため、一度異常がなかったとしても、その後も継続して受診することが大切です。

症状がある場合も検診を受ければよいですか

血痰、長引く咳、胸の痛み、声のかれ、息切れがある場合は、検診ではなく医療機関を受診することが大切です。国立がん研究センターでも、こうした症状がある場合は、検診ではなくすぐに受診するよう案内しています。肺がん検診は、症状のない方が早期発見を目的に受ける検診です。気になる症状がある方は、検診のタイミングを待たずにご相談ください。

板橋区で肺がん検診を受ける医療機関をお探しの方へ

前野町つばめクリニックは板橋区の実施医療機関です

板橋区で肺がん検診を受ける場合は、区の実施医療機関の中から受診先を選ぶことになります。前野町つばめクリニックは、板橋区公式ホームページの肺がん個別検診の実施医療機関一覧に掲載されています。区から届いた受診券をお持ちの方は、板橋区の制度を利用して受診をご検討いただけます。

受診券が届いている方は予約して受診できます

前野町つばめクリニックのお知らせでは、4月から来年2月までの肺がん個別検診について、区から受診券が届いている方が対象であり、WEBまたは電話で予約できると案内されています。WEB予約では、カテゴリ「健康診断」のメニュー内にある「肺がん検診 個別」から予約できます。受診券が手元にある方は、内容を確認のうえ、早めに予約しておくと安心です。

通院しやすさも医療機関選びのポイントです

医療機関を選ぶときは、検査内容だけでなく、通いやすさも大切です。前野町つばめクリニックは東京都板橋区前野町3丁目5-8にあり、都営三田線「本蓮沼駅」から徒歩12分、東武東上線「ときわ台駅」から徒歩13分、ライフ前野町店から徒歩2分と案内されています。また、サイト上では予約優先制を導入していることも案内されています。受診券が届いていて、板橋区内で肺がん検診の受診先を探している方は、選択肢の一つとしてご検討いただけます。

まとめ

板橋区の肺がん検診は、40歳以上の区民の方を対象に実施されており、受診券を使って無料で受けられる検診です。基本の検査内容は問診と胸部エックス線撮影で、条件に当てはまる方は喀痰検査もあわせて受けます。肺がんは初期には症状が出にくいことがあるため、症状がないうちから年に1回の定期的な受診を心がけることが大切です。

また、すでに受診券が届いている方は、実施期間内に医療機関を選んで予約を進めることで受診できます。板橋区の実施医療機関一覧には前野町つばめクリニックも掲載されており、院内サイトでも肺がん個別検診の予約案内がされています。板橋区で肺がん検診の受診先を探している方は、早めに確認しておくと安心です。

なお、血痰、長引く咳、胸の痛み、声のかれ、息切れといった症状がある場合は、検診ではなく医療機関での受診が必要です。気になる症状がある方は、検診の時期を待たずにご相談ください。

この記事の監修者
前野町つばめクリニック院長 佐々達郎

前野町つばめクリニック 院長

佐々 達郎

東京大学医学部大学院医学系研究科 内科学 博士課程修了
日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 循環器専門医

佐々先生のプロフィールはこちらから →

前野町つばめクリニック

〒174-0063
東京都板橋区前野町3丁目5-8 プレジール志村1階

03-5918-8718

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